YogaDoor

アシュタンガヨガについて

2019.10.03

はじめての時はかならず☆


アシュタンガヨガにまつわるマナー続編です。

『初めてお会いする先生のクラスでは、必ずプライマリーシリーズ(第1シリーズ)の練習をします』

アシュタンガヨガのシークエンス(順序・型)には、第1~第6までのシリーズがあります。
当然、第1から練習を始めていき、日々の練習を重ね年月をかけて、少しずつ次のシリーズへと進んでいきます。

初めてお会いする先生、または久しぶりに会う先生の前では、プライマリーシリーズを練習します。
その練習生がセカンド(第2)シリーズや、サード(第3)シリーズまで練習している場合の話となります。

先ずは基本の土台の練習を見てもらい、自分の練習・状態を把握してもらい、先生に自分を知っていただきます。
今の自分をお伝えし、そこから指導をしていただく。とても自然な流れです。


そして、2日目にセカンド、3日目にサードを練習する。これが基本の練習の流れです。

例えば、サードまで練習している方がマイソールクラスに2日しか参加できない場合、何年にも渡り練習を見ていただいている先生の時で、そんなに前回と間隔が空いてない場合などは、初日にセカンド、2日目にサードを練習する場合もあります。
この辺の判断は先生に相談するのが良いと思います。

でも常に、基本はプライマリーシリーズから、です。
万事において基本が大切なこと、ヨガにおいても同じです。


より良い指導をお互いが共有するための、とても自然で普通なことです。

そしてマナーというよりも、礼儀でもあります。
先生に先ずは基本の練習、自分を、お見せします。お伝えします。知っていただきます。
素直になり、なにとぞよろしくお願いします。という意も含まれていたりもします。
先生へのリスペクト、敬意でもあります。

マナーは礼儀でもあり、こういうところに謙虚さや敬意が現れ、そしてこういう一つ一つから礼儀や敬意を学んでいきます。
アシュタンガヨガと、リスペクト・敬意を切り離すことはできません。
尊敬や敬意と共にアシュタンガヨガは在り、実践があります。


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2019.10.02

丸くなりましょう☆


アシュタンガヨガは他のヨガと大きく違うところがあります。
アサナ(ポーズ)を実践している時にバンダという技術を取り入れて行うのは、アシュタンガヨガか、アシュタンガヨガから派生したヨガのみだと思われます。

3つのバンダの内、ほぼ2つのバンダを使ってアサナを実践していきます。
バンダは目に見えない、感じることに時間を要し、とても大切なモノなので、時間をかけて何度かに分け記していきます。今回は簡単に流します。

1つ目がムーラバンダ。根を意味し、身体の底の部分を意識するバンダ。解り易く言うと、骨盤底筋がわずかに引きあがる様な感覚。
2つ目がウディヤーナバンダ。お臍から指4本下位を内側にわずかに引き込む様な感覚。
この2つのバンダが連動し、エネルギーが作られ身体を巡っていきます。

アシュタンガヨガは、このバンダを重視というか中心に置き、全てを実践していきます。
なので、全体的に下腹部に集中した姿勢となり、全てのポーズにおいて丸みを帯びた姿勢となります。


例えば、ダウンドック(下向きの犬のポーズ)。
アイアンガーヨガなど、アライメント(均整・調整)を重視する多くのヨガでは、この様に背筋を真っすぐ伸ばす、又は若干凹んだ姿勢となります。


アシュタンガヨガでは、この様に丸みを帯びた姿勢となります。


他のほぼ全ての前屈のポーズでも、同様の丸みを帯びた姿勢となります。
多くのヨガでは前屈の時、折り畳みケータイを折る様にピッタリとお腹を付けます、隙間が無い様に。


アシュタンガヨガでは、そこに空間が残る様に、丸みを帯びた姿勢となります。
座っておこなうシッティングポーズなどの場合(最初の写真等)、空間を残したまま、先ず額を付け、余裕があればスライドして顎を付ける。そういった流れとなります。

アシュタンガヨガはポーズの見た目の美しさは追及していません、バンダをロックしキープし続けることが最優先なので。
ちょっと変わったヨガ、なんです(笑)

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2019.10.01

何にでもマナーはあります☆


どの世界にもマナーがあり、暗黙のルールの様なモノも存在するとおもいます。
アシュタンガヨガにも、やはり存在します。

マットの敷き方。
会場・スタジオのどこに自分のマットを敷こうが、当然自由です。早い者勝ちです(笑)
ただ、アジャストメントクリニック(又はティーチャートレーニングなど)、クラスが数日間に渡り、メンバーも同じ場合。
なるべく初日に敷いた場所に毎日敷くという、マナーがあります。

3日間~5日間に渡るマイソールクラスなどは、多少人が入れ替わったりしますので、できない場合も当然ありますが。
それでも連続参加の方は、なるべく同じ場所に敷きます。そして、自然と同じ場所に敷いてしまうものです。


これは何のマナーか。。。

場所を固定された方が、先生が生徒さんのことを覚えやすく、より深い指導が行えるから、です。
生徒さんのこととは、顔や名前というよりは練習内容。
身体の状態やクセ、練習の深まり進行具合など、ベテランの先生になればなるほど細かく多くの情報を見極められます。

もちろん、先生はバラバラに日々シャッフルされたとしても、キチンと指導は行えます。
ただ、生徒さんを探すという余分な労力を省くことで、必要な指導により注力できることは明白です。
加えて、先生が2人や3人になった場合、初めてお会いする生徒さんもいるので、マットの場所で初めての生徒さんの情報を先生方が確認・共有することもあります。

より良い指導が行えることは、先生にとっても生徒さんにとっても、良いことでしかありません。
そしてこれは、ルールではなく、マナーです。
マナーというよりも、先生への心遣い。お互いへの心遣い。


もう一つ、マナーというか流れがあります。
その日、サードを練習する方は、なるべく会場の端っこにマットを敷きます。移動します。
これは上記のマナーとは別になります。

理由は簡単で、サードのポーズはアクロバティックなモノが含まれており、隣の方のマットにどうしても入ってしまう可能性が高いから、です。お互いの練習を円滑に心地良くおこなう為の配慮です。
この場合は、先生がサードを練習する生徒さんを確認し、端へ誘導する場合が多いです。自分から申し出る場合も当然あります。


以上、2点のマナーをご紹介しましたが。
風習や伝統というより、とても自然なモノです。
お互いがより心地良く練習という時間を過ごせるための、配慮であり、心遣い。

そして、これは指導者によって違います。
世界中、全国のアシュタンガヨガのクラスで共通しているモノでは、ありません。
あくまで私や私の周りで実践されていることを記しています。

こういったマナーなどは、本やネットでもあまり目にすることは、ありません。
自分の先生から教わる他ありません。

こういうところからも、練習生は謙虚さや敬意を少しずつ学んでいきます。
教えていただける先生方に出会えたこと、有難く想います。


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拝啓、アシュタンガヨガ

2008年10月~現在。
ヨガを始めた年から今日まで書き続けてきた、私の代名詞でもあるブログはこちら。


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