YogaDoor

日々

2019.08.28

アシュタンガヨガと出会った男☆


アシュタンガヨガと出会う一週間前。
妹の自宅に、生まれたばかりの姪っ子を時折見に行っていた。そこに立て掛けてあったヨガマットに目が留まり、気になり始める。
本で色々と調べてみた。折角やるなら本格的なヤツが良いなと、アシュタンガヨガに目を付けた、好きなミュージシャン・スティングもやってるらしい。

いつも何かに飢えていて、何かしたかった。きっと変わりたかったんだろう、そのキッカケをずっと探してたんだろう。


不思議と恥ずかしいとか気後れも、体力的な不安も迷いも無かった。とにかくやってみたかった。
体型が少しでも目立たない様に一番大きいウェアをユニクロで買って。
広島でその頃、男性でも参加できるアシュタンガヨガのクラスは一か所だけ。週に一度、皆で一緒に動いていくハーフプライマリーレッドクラスのみ。

死ぬかと思った(笑)全く運動してない、このカラダでいきなり見よう見マネで約一時間のハーフプライマリー。
最後寝ること以外、何一つできなかった。本気で男泣きしそうだった、違う意味の。
でも、これまた不思議と、終わった後にほんの少しの爽快感があった。充実感も少しあった。
それからボクは約半年、毎週かかさず通った。週に一度だけの練習は、ポーズを覚えていくと共に少しずつ家でもやる様になり増えていった。

いわゆる、ハマった。アシュタンガヨガに。ボクはドンドンのめり込んでいった。


2008年6月にアシュタンガヨガと出会い、翌2009年の10月にはインドに居た。

体型はご覧の通り。
痩せる為に始めたわけでは無いし、特に痩せることを意識していたわけでは無いけど、ドンドン痩せていった。
練習が増えていけばいくほど、食べたいという欲望が減っていった。食べ過ぎると練習が気持ち良くない。気持ち良く練習したいという欲の方が日に日に勝っていった。とても自然な流れ、無理はしてない。そうしたいと素直に思って素直に従った。
始めて3ヵ月位には8キロ位は余裕で落ちていて、2010年が一番痩せてて、始めた時からマイナス26キロ位までいった。


気持ちはどう変わったのだろうか。。。
正直、あまり覚えていない(笑)それ位に夢中だった、ただただ楽しかった。自分の世界が凄いスピードで広がっていくことが。

でもやっぱり、体型が変わり練習にも慣れてきて、自信は芽生え始めていたと思う。ウェアも始めた次の年くらいにはピッタリしたモノを着ていた。
いつしかブログを始めたり、WSのオーガナイズを始めたりした。それこそ始めた年から可能な限り他県にも出向き、多くのWSなどに参加した。
アシュタンガヨガという縁で出会う人たちは皆さんあたたかく、いつも笑顔で迎え入れてくれた。その繋がりは動けば動く程に広がっていった。
こんなにも多くの方に受け入れられたり、喜んでもらえたり、認められたのは初めてだった。嬉しかった。
少しずつ自分も自分という存在を認められる様に、肯定的に見れる様になっていった。


2011年秋には、上の写真のナンシーギルゴフ先生、恵子アームストロング先生と初対面。そしてツトム先生との3年ぶりの再会。
この写真は2012年。この年から本格的にツトム先生に師事を始め、同時にそれはナンシー先生を師事することが始まることにもなり。
この時、ボクのアシュタンガヨガの道は決まり、今に至ります。道が決まることで、とても落ち着きました。もう安心して学んでいくだけですから。
スタジオを構えたことで、また環境や状況はガラリと変わりました。今はスタジオを守っていくことで、日々格闘しています。
ただただ無責任に楽しかっただけのモノから、アシュタンガヨガは仕事にもなり、日常になり、生活になりました。


そして、今のボクです。どうですか?いい顔してますか?(笑)
今回こうして始めた時のことを素直に書いて良かったです。始めた頃の気持ちを少し思い出し、余りに慣れすぎて当たり前になり過ぎて日常になり過ぎて、いつの間にか何処かに置き忘れていたことに気付けた気がします。
アシュタンガヨガは、こんなにも楽しいモノなんだって。

ボクは本当に、このヨガに救われました。
このヨガに出会わなかったら、この約11年、あんなに沢山の笑顔を見れなかったし、ボクもあんなに沢山笑顔になれなかった。
そしてここまで出会った一人一人の方のお陰で今があることも、思いました。全ての出会いがあり、今があります。
出会ってくれた全ての皆さんに感謝します。ありがとうございます。
そして夢中で走っていたと言えど、無意識だとしても、多くの方を傷付けてきたこと、遅まきながら今はわかります。
その全ての方に謝ります。申し訳ありませんでした。

こんなにも楽しいアシュタンガヨガを、一人でも多くの方に知ってもらいたい。一人でも多くの方と一緒に楽しみたい。
ボクの様に、このヨガと出会うことで毎日が楽しくなったり、気持ちが楽になったり。自分を好きになり出したり。
そんな人がまた一人増えて、また一つ笑顔が増えて。
そんな出会いの場にヨガドアがなれたら。。。それがボクの望みです。

皆さま、今後共よろしくお願いします!

 

 


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Category / 日々
2019.08.27

ミラーマン☆鏡から逃げ続けた男


20代半ば。とあるイベント会社で働かせていただくこととなり、デスクワークが始まった。
それまでは飲食店で働いてたんで、ほぼ立ち仕事。そこから一気に、一日の大半を座って過ごすこととなった。
環境が急激に変わったストレスも加わり、ボクは一気に太っていった。

良くないなとは思いながらも食べることをやめられなかった。まーよく食べてた。朝はこの頃も今も食べないけど、昼にコッテリした唐揚げ定食みたいモノを腹一杯食べ、夜もガッツリとスーパーで揚げ物など買って来て食べ、仕上げに夜食の菓子パン。
そんな日々が続き、気付けばこの写真くらいになってた。これが30代前半。

いつの日からかボクは鏡を一切見なくなった。
現実の自分の姿を見たくなかった。受け入れるという以前に知りたくなかった。
加えて、この頃始まったことではないけど髪も薄くなる一方だったので、今もだけど(笑)尚更、見たくなかった、醜くなっていく自分を、現実を。

髭を剃る時くらいはアゴは見るけど、顔全体は見ない。写真ももちろん嫌いで、ほぼ無い。幼馴染みとのこういう写真が少しだけ。自分を見たくないからオシャレなんてするわけもなく、服を買う時に試着室で自分の姿を見なきゃいけないのがとても嫌だったし。
外のトイレで手を洗う時も絶対顔を上げなかった。たまにガラスなどに自分が映ると、すぐ目をそらした。
自分から逃げ続けた。


男としても自信は全く無くなり、女性からも自分はその辺の電柱というか景色くらいに映っているんだろうと、全く相手にされないだろうと思ってた。この笑顔とは裏腹に卑屈の塊だった。

この頃の体重が約90キロ。これくらいになると、もう痩せることを諦めてくる。TV番組か何かで見る、もの凄くハードな合宿にでも参加しないと無理だろうと、でもそんな根性もカネも無い。
このまま行くと成人病まっしぐら、でもどうにもできなかった。どうにかする気力もなかった。ずっとこのままなんだろうと諦めていた。

自分から目を背け続けた日々。
そんな中、ふとしたことでアシュタンガヨガと出会うこととなる。

長くなるので、そこからは次回に。。。

 

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2019.08.25

年に一度の嬉しい訪問☆


先週末、先々週末と嬉しい訪問がありました。
昨年夏に来られた方の再訪問。

その方は広島出身、現在は海外にお住まいで、毎年お盆に帰省されてます。
ヨーロッパのとある国の、同じナンシー師の生徒さんでよく知った仲間の生徒さん。

昨年も楽しまれて帰られ、今年はヨガドアに来ることをとっても楽しみにしてくださってた様子。
年初に大きなご病気をされ、当分練習ができなかったみたいで、このヨガドアでの練習が正に練習再開。
ここから再スタートを切ることを決めて来られていたようでした、とても楽しみに。

私も、大事なことだけお伝えし、あまり細かいことは言わず、とにかく練習を気持ち良くしてもらう。
少しでも感覚を取り戻してもらう、それだけを大事にしました。フローを極力止めない様に。

ま~楽しそう嬉しそうでした。計4回来られましたが、全て満面の笑みで帰られました(笑)
あんなに喜ばれて帰られるの久しぶりでした。こっちまで感激しました。
たくさん質問もしてくださり、たくさんお喋りもして、とっても楽しい時間でした。
すっかり自信も取り戻され、帰国して、また仲間のスタジオへ通うと言われました。

何か、キャスリンと入れ替わりで、また海外からゲストティーチャーが来てくれたみたいで得した気分でした(笑)
とっても明るい風を入れてくださり、また残してくださいました。
こうして同じナンシーを師事する仲間の生徒さんが国を超えて行き来するって、素敵だし感慨深いです。
その仲間とも、もうすぐ再会できるので、その方の話をするのが楽しみです。
前回書いたこともそうですが、こんな時、続けてて良かったなと思う瞬間です。

Aさん、ありがとうございました。また来年夏お会いしましょう!


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Category / 日々

拝啓、アシュタンガヨガ

2008年10月~現在。
ヨガを始めた年から今日まで書き続けてきた、私の代名詞でもあるブログはこちら。


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