ミラーマン☆鏡から逃げ続けた男
20代半ば。とあるイベント会社で働かせていただくこととなり、デスクワークが始まった。
それまでは飲食店で働いてたんで、ほぼ立ち仕事。そこから一気に、一日の大半を座って過ごすこととなった。
環境が急激に変わったストレスも加わり、ボクは一気に太っていった。
良くないなとは思いながらも食べることをやめられなかった。まーよく食べてた。朝はこの頃も今も食べないけど、昼にコッテリした唐揚げ定食みたいモノを腹一杯食べ、夜もガッツリとスーパーで揚げ物など買って来て食べ、仕上げに夜食の菓子パン。
そんな日々が続き、気付けばこの写真くらいになってた。これが30代前半。
いつの日からかボクは鏡を一切見なくなった。
現実の自分の姿を見たくなかった。受け入れるという以前に知りたくなかった。
加えて、この頃始まったことではないけど髪も薄くなる一方だったので、今もだけど(笑)尚更、見たくなかった、醜くなっていく自分を、現実を。
髭を剃る時くらいはアゴは見るけど、顔全体は見ない。写真ももちろん嫌いで、ほぼ無い。幼馴染みとのこういう写真が少しだけ。自分を見たくないからオシャレなんてするわけもなく、服を買う時に試着室で自分の姿を見なきゃいけないのがとても嫌だったし。
外のトイレで手を洗う時も絶対顔を上げなかった。たまにガラスなどに自分が映ると、すぐ目をそらした。
自分から逃げ続けた。
男としても自信は全く無くなり、女性からも自分はその辺の電柱というか景色くらいに映っているんだろうと、全く相手にされないだろうと思ってた。この笑顔とは裏腹に卑屈の塊だった。
この頃の体重が約90キロ。これくらいになると、もう痩せることを諦めてくる。TV番組か何かで見る、もの凄くハードな合宿にでも参加しないと無理だろうと、でもそんな根性もカネも無い。
このまま行くと成人病まっしぐら、でもどうにもできなかった。どうにかする気力もなかった。ずっとこのままなんだろうと諦めていた。
自分から目を背け続けた日々。
そんな中、ふとしたことでアシュタンガヨガと出会うこととなる。
長くなるので、そこからは次回に。。。
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